開智中学の入試が始まるまで、あと2週間。企画広報部長の瀬賀亜弥子先生と、現在中学一年生の開智中学校23期生の皆さんから、もうすぐ本番を迎える受験生の皆さんへのメッセージを頂くことが出来ました。受験に対する心構えや準備など、経験から色々なことを一生懸命に伝えてくれています。受験の先に待っている、学校生活のことも教えてくれています。是非参考にして、本番で悔いなく力を発揮してください。最後には校長先生からのメッセージも掲載しています。

瀬賀亜弥子先生(国語科・広報部長)からの応援メッセージ

この中学受験は皆さんの未来の第一歩です。結果が良くても、また思うようでなかったとしても、必ず皆さんの未来の役に立ちます。 開智中学校の入学試験は、様々な個性を持った受験生が合格できるように、入試ごとの出題傾向や難易度が異なっています。 ですから、片っ端から完璧に解かなくてもよいのです。まずはできるところを確実に注意深く解くことを心がけてみてください。問題を作る先生方は、皆さんにこういう力を持っていてほしいと思いながら、問題を作っています。問題をしっかり読んで先生からのメッセージを受け取ってください。

今の勉強は、入試の結果に直結することばかりではないかもしれません。でも、皆さんの頑張りや習慣は、間違いなくこれからの学びの力、生きる力になっていきます。入学すると楽しい世界や学び、友だちが待っています。どうぞ、体調には気を付けて、おうちの方の応援を味方に、実力を発揮されることを心から祈っています。

開智中学校23期生(現中学1年生)からの応援メッセージ

入試の当日は焦ったり緊張したりすると思いますが(僕がそうでした)まずは、リラックスすることが大事だと思います。理由は、焦るとついさっきまで覚えていたことが、試験が始まると頭の中が真っ白になり、何も思いだせなくなることがあり、それでまた、余計に焦ると他の教科にも影響してきます。(僕の経験ですが)それで不合格ということになるかもしれないので、リラックスが一番大事だと思います。あと、テレビで朝、カレーを食べると頭が働くと言っていたので、カレーを食べるとよいと思います。(僕も食べました)

開智に入って楽しいことは部活です。僕は水泳部ですが、先輩も優しく、友だちとも仲良くしているので、部活が一番楽しいです。24期生と一緒に取り組みたいことは体育祭です。これといった理由はありませんが、ただ、体育祭が単純にとても楽しかったので、24期生にも楽しんでもらいたいと思っています。
(男子)

 

まず、入試でいちばん大事なことは、きちんと見直しをすることだと思います。例えば、算数なら最初の方にある計算の問題を見直してみてください。私も入試の時に少し時間が余っていたので、計算の見直しをしたら、間違っていてすぐに直すことができました。緊張していると、計算ミスをしてしまうこともあるので、見直しをきちんとしましょう。

私が開智に入学して一番楽しかったことは、磯のフィールドワークです。班のメンバーはいつもは話さない他のクラスの人でしたが、すぐに仲良くなることができました。磯での活動もとっても楽しかったです。ご飯もおいしくて、ホテルもきれいでとてもよかったです。来年は私が2年生になり、後輩ができます。後輩には、部活動や委員会でいろいろ教え、仲良くしたいと思います。(女子)

 

平常心を保つこと、苦手科目の復習、理科、社会などの暗記科目の確認が特に大事だと思う。平常心を保たないと、実力を発揮できないし、慌てて字がうまく書けなくなることがある。答えが出てこなくなったり、本当にあっているのかと不安になったりすることもある。だから、平常心は保てるように、周囲を気にするのも最低限にしよう。苦手科目ができないとパニックになったり、不安になったりしてしまうので、平均点以上はとれるように確認して、得意科目で点を取ればいい。焦るな。暗記科目は、当日確認しても十分効果はあるから、何回も口で言って確認しよう。

学校生活で最も楽しかったことは、開発(開智発表会=文化祭)の学年企画の集まりが一番楽しかった。いろいろ提案して、計画するのが楽しかった。24期生と一緒に、部活で後輩がどんな感じなのか、というのを味わってみたい。昔からあまり年上、年下と関わろうとは思わなかったが、1回は関わってみるのもいいかと思った。受験頑張れ。あと一歩。(男子)

 

当日は早めに起きて、簡単な計算練習をして、しっかり朝ごはんを食べてください。チョコなどのすぐに食べられる甘い物を持っていくと、緊張がとけていいかもしれません。一番大切なのは、緊張しても、水をがぶ飲みするというのは、絶対にしないでください。トイレに行きたくなると、思い通りの実力が出せないからです。

開智は古いけれど、楽しい学校です。私は部活が一番楽しいです。バトンチア部に入っていて、大変なこととかあるけれど、おどるのが楽しいです。入学したら、春ステ(春のステージフェスタという部活動の発表会)とか見に来てください。バトンチア部は本当に楽しいのでぜひ来てください!!受験、頑張ってください。皆さんと会える日を楽しみにしています。(女子)

 

どうも、こんにちは。24期生の皆さん。 受験や本番で最も大切にすること、それは“自分を信じる”ことです。「はいはい出た出た」とか「またかよ、聞き飽きたわ」とか「なんだよ、それか」とか思っている皆さん、僕も昔はそうでした。「やればできる」とか「自分を信じていけ!」とか言われると「あーはいはい」と思ってました。でも、自分を信じることが“自信”となって不思議とできるようになるのではないでしょうか。あと、一つ、お守りとして、言葉を身に付けてください。大丈夫、とかイケる、とか何でもいいです。焦った時に心を落ちつかせることができますよ。

次にこれまでの学校生活で楽しかったこととしては、友だち作りですね。最初は赤の他人なのに、不思議と仲良くなるんですよね、あの感覚は多分一生忘れないと思います。

最後に24期生となる皆さんと一緒にしたいことはオリエンテーションですね。僕はガチガチに緊張していたので、あまり覚えていないのですが、リラックスして開智を知ってもらえればいいなーと思っております。では、4月、満開の桜が舞う頃にお会いしましょう!(男子)

 

入学試験当日に一番大事なことはつまらないミスをなくすことです。つまらないミスをすると一生後悔します。その1点で、その学校にはいれたかもしれないのに、そのつまらないミスのせいで中学生活が楽しくなくなるという可能性も考えられます。文章をしっかりと目で追いながら読み、大事な文章に線を引いたり、単位のところをわかりやすくするように囲ってみたりすることでミスは減ります。小さなミスで後悔しないようにしっかり受験に臨んでほしいです。

開智の楽しいところは開智発表会です。私も受験生の頃、いろいろな学校の文化祭を見てきましたが、一番面白くて、すごかったのは開智です。具体的に言うと、探究などのまじめなものもあれば、お化け屋敷や迷路などの楽しいものなどが、ちょうどいい具合にあるからです。楽しめるところもあれば、生徒の親など大人が感心するようなところもあり、すごく楽しいです。校舎も広いけれども、吹き抜けのところから見渡せるので迷子になりにくいです。次の学年が入ってきたら部活動を一緒にがんばりたいです。(女子)

高い志を持ち、友と学び、語り、大きく成長する君に入学してほしい
青木 徹 校長

入試について

開智中学校の入学試験は、さまざまな個性を持った受験生が合格できるように、入試ごとの出題傾向が異なっています。先端入試はいずれも考える力や記述力を見る問題が多く出題されます。特に先端特待入試は、記述の文字量もかなり多めです。第1回、2回入試は標準的な問題が多めに出題され、合格基準点が高めになります。それぞれの入試の問題レベルのイメージは次の通りです。
 
・第1回入試は、都内上位校同等の問題レベル
・先端特待入試は、都内の最難関校同等の問題レベル
・先端A、B入試は、都内の難関、上位校同等の問題レベル
・第2回入試は、標準的な問題に加えやや難しめな問題レベル

開智の目指すこと

開智の理念は、「創造型・発信型の心豊かな国際的リーダーの育成」です。大きな目標と志のもと、自ら考え学び創り発信する探究型授業や疑問に思ったことを科学的に深く探究するフィールドワーク、自主性を育てる行事や生徒会活動、部活動を通して社会に貢献できるリーダーを育てています。

受験生の皆さんは、一人ひとりが大きな夢を持って自分の可能性に挑戦していることと思います。日々努力し、勉強し行動しているあなたとともに開智は学び、学校創りをしたいと考えています。高い志を持ち、友と学び、語り、自らの学校生活を創り上げていきませんか。自主的に学び、考え、大きく成長しようとする皆さんにぜひ入学してほしいと思います。

 

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