今回は、東洋英和女学院 中学部・高等部の文化祭と、数日後に訪問した授業見学の様子を、インタビューなどを交えて紹介していきます。まずは10月26日の楓祭2日目、テーマは Flourish & ...。受験生らしい親子連れや、OGらしい方も多く来場しています。

最初は大講堂に向かいました。大講堂でおこなわれる音楽部やダンス部の公演は、入場整理券を配布する入れ替え制で、開演のかなり前から行列ができています。

ダンス部公演:ノートルダムの鐘

ダンス部公演:ノートルダムの鐘

ダンス部では卒業生のコーチが協力していて、宝塚に進んだ先輩などからも指導(ダメ出し)を受けながら、舞台を作り上げていくそうです。高2が監督から演出までの裏方に回り、演者は高1が中心になるそうで、今年は中3からも2名がメインキャスト入り。

演目はノートルダムの鐘。5月から半年かけて作り上げてきたステージは、メインキャストだけでなくアンサンブルまで隙がなく、この完成度と学園祭っぽい雰囲気の組み合わせは、親目線だと込み上げてくるものがありそう。あっという間の45分でした。

バスケ部:女子学院との試合

バスケ部:女子学院との試合

体育館Bでは多くの保護者が詰めかける中、バスケ部が女子学院との試合を開催。メンバー全員が名前のアナウンスと共に整列し、しっかりとした試合形式です。時間がなかったのでゲームは見届けられませんでしたが、先制点は東洋英和。

廊下にはNBAのステフィン・カリー選手が来日イベント中で来校した際のビデオなども展示されていました。顧問の先生はかなりのバスケマニアで、サインボールやシューズも貰ったそうです。

華道教室作品展

華道教室作品展

各階段の踊り場には、課外教室の華道教室の作品展。野趣を感じるもの、シンプルな色遣いでまとめたもの、植物園を思わせるような作りから中学生らしい元気を感じるものまで、草月流らしい個性豊かな作品で目を楽しませてくれました。

ハンドベル部:FANFARE/岡本和子

ハンドベル部:FANFARE/岡本和子

ハンドベル部の教室では、岡本和子作曲のFANFAREの演奏を聴きました。教室なので講堂と比べると響きは控えめな代わりに、間近に感じる生音と笑顔が印象的な演奏でした。

手芸部展示

手芸部展示

手芸部では、準備の際に見せて頂いたドレスが完成した姿で展示されていました。テーブルの上にはミニチュアドレスや刺繍の展示もあって、可愛らしさと丁寧さの伝わってくる空間です。

野尻キャンプTシャツ

野尻キャンプTシャツ

野尻っ子部屋では、戦前から続く伝統行事の野尻キャンプの様子や、キャンプTシャツの展示も。卒業生も購入する人気のTシャツはカラーバリエーションも豊富です。

有志で警備に参加しているお父さんは、キャンプや楓祭など、在校生だけでなく卒業生や保護者まで、みんなが協力して作り上げていく英和の暖かさと、その中で子供たちが楽しく活発に過ごせることが、とても気に入っているそうです。来校していた卒業生の方にもお話を聞くことが出来ました。

 
中村梅さん(日本舞踊中村流八代目家元のお嬢さん)[Facebook]

英和ではどんな学校生活でしたか?

幼稚園から高校まで在籍し、スキーでは部長も務めました。

英和の特徴はどんなところでしょうか。

今は女性の活躍する時代で、先輩もたくさん社会で活躍しています。縦横の繋がりがとても強く、卒業してからもその輪が広がっていきます。学校の根底にある敬神奉仕の精神、助け合う姿勢、自立する心などが養われるのが、英和の一番の特徴だと思います。

この春卒業し、現在は大学1年生のお二人

卒業してみて、英和はどんな学校だったと感じますか?

それぞれの違いを受け入れ、良いところを認める、受容の精神だと思います。いじめがないこと。個性を尊重し合える空気があるので、それぞれ自分らしく過ごせます。

身近に神様の教えがあり、それに導かれること。やはり、自分らしさや個性を大事にしていて、ひとつの考えを押し付けられることがないところです。

 

テニス部:グラウンドの迷路に行列

テニス部:グラウンドの迷路に行列

グラウンドには、テニス部が大量のダンボールで作った巨大迷路。小学生にも人気だったようで、列が途切れませんでした。

【6】2019楓祭 Flourish & ...2
【7】授業見学&高等部生インタビュー
【8】中学部生インタビュー

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